ネットで誰か(何か)を批判することを私はよしとしていませんが、今回は別です。
敢えて書きます。こんなに激しい怒りと喪失感をただ内にためるのは耐えられません。
ただし、あくまでも、事実を私の目で見、私の心で判断し、言葉で表現したものであることを、はじめに申し上げておきます。
私のクラスのレッスンがなくなりました。
先生がお辞めになったのです。
いえ、辞めざるをえなくされたというのが真実です。
私の通っているところは、決断権を持つ人物が一人の先生を溺愛していて、すべてがその先生中心にして作られています。それ自体はこういう世界では決して珍しいことではないと思いますし、実際その先生はルックスも踊りも歌もずば抜けていて、純粋なファンも大変多いのです。
問題は、決断権を持つ人物によって、彼女より人気や評価が高くなった先生が、冷遇されて辞めざるを得なくされることです。そして、スタジオ全体がその意向にしたがってしまうことです。これまでにも、もともとここの「顔」的存在だった先生を、今のその先生をtopにしたいがために、一切の会話すら不可能な状態にして追い込んでいった事例があります。
元有名劇団員で華がありファンが多く、人間的にも信頼の高い私の先生は権力者にとって要注意人物で、前からアンフェアな扱いをされていました。公演のミーティング日程を連絡されなかったり、HPのレッスン紹介用のビデオをこのクラスだけ公開されなかったり(ちゃんとレッスンの時間を割いて撮影しておきながら)、プロフィールの名前も経歴も間違ったまま放置されたり。それでも先生は、人間は完璧ではないし、宝物である生徒と踊れるなら、と堪えてこられ、スタジオ側も、先生に非があるわけではないので、それ以上何かをすることはできず静かなる冷戦状態が維持されていました。
突然の出来事の発端は、今年の公演でした。
今年の公演は2部制で、1部がkids、2部が大人中心のプログラムになったのですが、うちのクラスはなぜかkidsの部に入れられました(私たちのやる気をそいでやろうとしたのか、スタジオ側の意図は明らかではありませんが)。ところが、終了後、全作品中うちのクラスの評判が非常に良く、権力者が溺愛する先生のクラスが不評だったためその人物の逆鱗に触れて「あのクラスは潰す」ことになったらしいのです。
私たちがそれを(正確には「先生がお辞めになり、このクラスがなくなる」という事実のみ。背景は「推して知るべし」でしたが、先生の生徒である私たちには察しのつくところでした)知ったのは、先週のレッスンの始めに、先生が「今日でレッスンは最後です。」とおっしゃったときです。・・・・・・沈黙しただ呆然とするしかありませんでした。あんなに楽しかった公演からまだ3度目のレッスン。次の公演に向けてわくわくしながらまたみんなで歩き出した時。それが、来週からもうなくなってしまう?!もう先生やみんなと踊れない!?どうして!?私たちが何をしたの!?分からない分からない、この時間がなくなっちゃうなんて。
なんという偶然か、その日は先生へのお誕生日のプレゼントをお渡しする日でした。公演の写真と一人一人のメッセージをたくさん貼ったアルバムと花束とプレゼント。みんな「これからもレッスンがんばります」って書いたのに、お渡しするときの言葉が「今までありがとうございました」になってしまうなんて。。。
先生は、ダンサーとしてのみならず、母として、女性として、大変な苦労を経験してこられていて、私たちにとっては先生というより女性としての人生の先輩であり母でした。私たちのクラスが団結していて作品の評価が高いのは、先生と私たちの間に、人としての愛があるからです。
ただダンスのレッスンができればいい、という人は、他のクラスに出ればいい。でも、この先生の踊り、この先生の人間性を愛し、このメンバーとの時間だからこそ意味がある者にとって、代わりなど存在しないのです。その宝物が、何よりも、それを生み出す場であるスタジオに、全く理不尽な理由によって突然奪われた。この喪失感、痛み、怒り、はとても言葉で表現することはできません。
表現を変えると、表面上はキレイゴトを並べたてておきながら、ダンスを楽しむためにお金を払っている「顧客」である私たちの思いを無視して平然とし続けるモノに、私はこれから断固抗議していくつもりです。心のよりどころがなくなったといって泣いた子(私もこんなに泣いたことはなかったかも知れない)、先生をお見送りした後でスタジオを退会した子、そんな心の痛みを省みないスタジオなんて、踊りが心の表現である以上、ダンススクールを名乗る資格はない。